ローラー捺染
マシーンプリントとも呼ばれます。表面に模様を彫刻した銅製のローラーに顔料をつけて、回転をしながら染色する方法です。
生産スピードが速く、その分コストが低くなることが特徴ですが、コンピューターや機械での制御が他プリント方法と比較して少ないため職人の高い技術力が必要となってきます。
マシーンプリント機2台をフル稼働できる人員体制と捺染士を備える工場は国内では他にありません。
無地染
生地を顔料に潜らせローラーで絞って乾燥させる染色方法です。
生産スピードが速いことが特徴です。
月産平均100万mの顔料無地染めに加え、リネン向けスレン染色も新たにスタートしました。
仕上
さまざまな染色工程や後工程などで生地は引っ張られることになります。
そのため、生地を均一に伸ばし製品規格に合わせることが必要となってきます。
この工程を仕上げといいます。
またSEK(抗菌防臭)加工などもこの工程にて行います。
24時間稼働で8万m/日まで仕上げ処理を行うことができます。
縫製
寝装寝具全般及び各種カバーリング等の縫製を行っています。リネン関係の包布なども得意としています。
縫製は最終製品を作成する工程であり、当ダイニチグループの中でも当社だけにある事業です。
エンドユーザーに近くなるため、顧客の要望に迅速かつ柔軟に対応することにより今後の発展が期待できる事業です。
1.前工程
生機
織り上げたままの織物。
プリントする前の生地です。
連続精練漂白
生地の不純物や汚れを取り除き白くして染色しやすくします。
シルケット加工
(マーセリゼーション)
生地に絹のような光沢を出し防縮性・染色性を良くします。
高速テンター
(巾出し)
生地を引っ張りながら均一に伸ばし製品規格に合わせます。
2.染色
捺染(なっせん)
染色(プリント)のこと。様々なタイプの版を使って生地に染料を押し付け、色や模様をプリントします。
インクジェット捺染
カラーインクジェットプリンターにて染色する方法。高精細で鮮明な表現が可能。小ロット生産も可能です。
フラットスクリーン捺染
平らな型を用いて染色する方法。色の数に応じて複数枚の型を上げ下げしながら染色します。
ロータリースクリーン捺染
型が回転する円筒形になっており、型の内部に染料を流し込みロッドで押し付けて染色する方法です。
ローラー捺染
表面に模様を彫刻した銅製のローラーに染料をつけて、回転しながら染色する方法。生産スピードが速いプリント方法。連続柄。
無地染め
白生地に柄なしの単色に染め上げること。
連続染色
生地を染料に潜らせローラーで絞り乾燥させる方法。生産スピードが速い事が特徴です。
高圧液流染色
高温高圧で水流により生地を循環させて染色する方法。合成繊維等を染めることが多く、繊細な繊維でも水流によりダメージを与えずに加工が可能です。
常圧液流染色
常圧下での水流により生地を循環させて染色する方法。布にかかる張力をできる限りなくし、シワ等を最小限に抑えることができます。
3.後工程
柔軟仕上げ
(風合い加工)
柔軟剤を用い、柔らかな風合いを生地に与える加工方法。その他様々な付加価値を与える加工を行います。
高速テンター
(巾出し)
生地を引っ張りながら均一に伸ばし製品規格に合わせます。
目詰め加工
ローラーで熱と圧力を掛けて生地の目を詰め、通気性を確保しつつ羽毛の吹出しを防ぐ加工です。
4.検査
検反
出荷前の製品検査。染不良や汚れ、キズ、しわ等の有無を検査します。
梱包
検反が終わった製品を梱包します。
出荷